2007年3月24日(土)「しんぶん赤旗」

こんなにあった! 公明の政調費不正

私的流用、領収書偽造次々と…

反共攻撃でごまかせない


 公明党は、日本共産党の東京都新宿区議団が不当な監査によって政務調査費の一部を返還するよう勧告されたことをもちだし、鬼の首をとったように“税金泥棒”などと攻撃しています。

 しかし、共産党新宿区議団が政務調査費から支出したのは、区議団の調査・研究を補助する常勤職員を二人雇用するための人件費で、条例と規則・規程にそったものです。区議団と常勤職員が一緒に取り組んだ調査・研究は、過去四年間だけで十八回の条例案と四回の予算修正案、各種の政策・提案などに実を結んでいます。

 この何の問題もない共産党の政調費を、公明党がわざわざ騒ぎ立てるのは、全国的に問題になっている自分たちの政務調査費疑惑から、国民の目をそらすためにほかなりません。

 この間、政調費疑惑といえば公明党といわれるほど、とんでもない実態が次々と明らかになっています(一覧表参照)。

 東京都目黒区では、政調費の不正使用で公明党区議六人が全員辞職しました。そのなかで明らかになったのは、自家用車の修理代や観光地での土産代など私的流用とみられるもののほか、都議選告示の日に公明党本部に届けられた弁当代など不可解な支出まであります。

 また、目黒区では、那覇市内のタクシーの領収書に「上目黒三丁目↓北新宿」と記載。さらに、二〇〇三年七月と十月に開いた演説会の会場費約三十万円を「公明党目黒総支部」が支出する一方、「公明党目黒区議団」もあて先だけ変えた同一の領収書コピーを添えて政務調査費を不正受給した疑いも判明しました。

 犯罪行為にあたる領収書の偽造はこれだけではありません。埼玉県越谷市では、公明党市議全員が長崎県内を視察中のはずの日付で、越谷市内のラーメン店の領収書一万八千円を請求していました。

 公明党広島市議団が監査委員から指摘されて返還した政務調査費には、クリーニング代や会食費、めがね修理代や町内会費といった私生活上の出費と思われるものが並んでいました。

 いずれの疑惑でも、公明党は詳細を明らかにしようとせず、だんまりを決め込んでいます。

 同党は、四年前のいっせい地方選では「政務調査費 領収書添付、余剰金は返却」(公明新聞、〇三年一月十九日付)を公約に掲げたはずです。各地で相次ぐ政調費の不適切使用は、この公約を真っ向から踏みにじるものです。

 しかも、公明党は、都議会で〇五年十月、〇六年三月、日本共産党が提案した政調費への領収書添付を義務付ける条例案を、自民党、民主党とともに否決しています。選挙を控えた今議会ではさすがに否決できずに継続審議としましたが、公約違反に変わりありません。国民になにも説明せず、公約も平気で破るのでは、到底まともな政党とはいえません。

表


■関連キーワード

もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp