2007年2月24日(土)「しんぶん赤旗」

暮らし支援に重点

大山崎 真鍋町長が初の予算案

京都


 京都府大山崎町の真鍋宗平町長は二十三日、就任後初めてとなる二〇〇七年度予算案を発表しました。国からの交付税の削減などによる厳しい町財政のなか、町民の暮らしを支える施策に重点をおいた予算編成になっています。

 真鍋町長は記者会見で、「福祉や暮らしを支える環境を維持しながら厳しい財政状況を乗り越える『再生』の課題を託した住民の意思に基づき、財政再建団体への転落を避けるため、人件費の削減と普通建設事業費の抑制に努め、暮らしを支える施策にもできる限り配慮した」と語りました。

 新規事業としては、介護ベッド購入への補助(対象は要支援・要介護1で住民税非課税世帯の住民。購入額の半額を三万円を上限に補助)や、一人暮らしの高齢者や重度身体障害者に貸与する緊急通報装置の更新、マンション耐震診断補助などを計上しています。

 第二外環道建設による中学校の移転問題では、再構築するための予算を初めて計上。高すぎる水道料金の問題では、府から過剰に買わされている府営水の受水量の変更をめぐる協議を府と行っていることを明らかにし、〇六年度二千五百万円支出していた一般会計からの水道事業への繰り入れを廃止しています。

 あわせて、四月から町長室を月二回、町民グループに開放し、町長も議論に参加する事業の実施などを発表しました。

 予算案は、二十八日に開会される町議会に提案されます。


もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp