2007年2月5日(月)「しんぶん赤旗」

温暖化ガス削減すぐに

WWF声明 各国政府に訴え


 気候変動問題の国際機関IPCC(気候変動に関する政府間パネル)の第四次評価報告書を受け、国際自然保護団体のWWF(世界自然保護基金)は四日までに、「危険な地球温暖化の悪影響を防ぐためには、産業革命前に比べて、平均気温の上昇を二度未満に抑えなければならない」と訴えるコメントを発表しました。

 コメントは「各国政府は、IPCCの第四次評価報告書が伝える温暖化の緊急性を受けとめ、ただちに二酸化炭素などの温室効果ガスを大幅に削減する交渉を進めなければならない」と強調。米国政府にたいして「大幅な排出削減の規制を導入し長期的な削減目標の建設的な国際交渉の場に戻ってくるべきです」と指摘しています。

 WWFインターナショナルのジム・リープ事務局長は「IPCCの同報告書は、各国政府にいますぐに排出を削減するための行動をはじめるべきだと呼びかけているものだ」と話しています。


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