2007年2月1日(木)「しんぶん赤旗」

国公法弾圧堀越事件

二審勝利へ決起集会

尾行再現の映像で告発


 休日に自宅近くで「しんぶん赤旗」号外などを配り、国家公務員法と人事院規則が禁止する政治的行為をしたとして、社会保険庁職員の堀越明男さんが東京地裁から不当に有罪判決を受けた「国公法弾圧堀越事件」で三十一日、「東京高裁での勝利をめざす1・31決起集会」が都内で開かれました。支援者や弁護士ら百十人が参加しました。

 堀越さんと弁護団はこの日、東京高裁に控訴趣意書を提出しました。集会では弁護団事務局長の加藤健次弁護士が、「本件配布行為を『犯罪』とすることは国民常識に反する」などとする趣意書の内容を報告しました。

 この事件では、公安警察が計約四十日間にわたって堀越さんを尾行していました。集会では、捜査員が徒歩と車両で堀越さんを執拗(しつよう)に尾行、盗撮する様子を再現したCG(コンピューターグラフィックス)映像も上映されました。

 堀越さんは「私は一市民として、『憲法を守れ』というビラを配っただけ。自分の行為は正しかったと確信している。逆転勝利に向けて引き続き訴える」と決意表明。国公法弾圧世田谷事件被告の宇治橋眞一さんと、葛飾ビラ配布弾圧事件被告の荒川庸生さんも連帯のあいさつをしました。


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