2007年1月31日(水)「しんぶん赤旗」

温暖化防止へ行動を

政府間パネル第一部会会合 報告書近く発表


 【パリ=浅田信幸】気候変動に関する政府間パネル(IPCC)第一部会の会合が二十九日、パリの国連教育科学文化機関(ユネスコ)本部で始まりました。五百人の専門家が気候変動に関する科学的知見を精査した評価報告をまとめ、二月二日に発表します。

 「最も科学的で包括的」であり、気候変動に関するバイブルとも評される報告は今回が第四次。二〇〇一年の第三次報告以後に発表された全世界二千五百人にのぼる科学者の論文に基づき、気候変動の現状と予想について報告本編と「政策決定者向けの要約」が作成されます。

 ラジェンドラ・パチャウリIPCC議長は開会にあたり、新報告では「欠落部分が埋められ、不確実性が減じられ、気候の価値とその変動に関する考えが、より正確にされる」と述べました。

 地球の温暖化は進行しており、その原因は人間の活動にある―すでに広く受け入れられている見解に基づき、報告は各国政府に温暖化防止に向けた速やかな行動を促すものとなります。


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