2007年1月30日(火)「しんぶん赤旗」
厚労相に辞任要求
「産む機械」発言 女性議員申し入れ
柳沢伯夫厚生労働相が女性を「産む機械」と発言した問題で日本共産党、民主党、社民党の女性国会議員らは二十九日、柳沢厚労相に辞任するよう申し入れました。申し入れ後、女性議員らは記者会見を開き、日本共産党の吉川春子参院議員は「少子化問題を担当する大臣の発言で、不適格です」と指摘しました。
申し入れで吉川氏らは、女性に対する人権侵害だときびしく批判。子どもを産める人も産めない人もおり、子どもを産むことが幸せと思えないようになっていることが少子化につながっていると説明し、柳沢厚労相の発言に厳しく抗議しました。
柳沢厚労相は「女性を傷つけるような発言については謝る」と謝罪しました。
今後、女性議員らは安倍首相の任命責任も追及していく予定です。
同申し入れには、野党三党の女性国会議員二十八人が賛同。日本共産党からは吉川氏のほか石井郁子、高橋千鶴子両衆院議員、紙智子、小林みえこ両参院議員が賛同しています。