2007年1月16日(火)「しんぶん赤旗」
巨大議会解散を問う
福岡・飯塚市で住民投票告示
一市四町合併で議員が八十五人(現在七十三人)に膨れあがった福岡県飯塚市議会の解散に「賛成」か「反対」かを問う住民投票が十五日に告示されました(投票は二月四日)。賛成が過半数になれば即時解散され、四十日以内に新定数三十四で出直し選挙がおこなわれます。
告示は、住民団体「飯塚市議会の解散を求める会」が集めた請求署名四万四千七百二十八人分を沿えたリコール(解散請求)にもとづくもの。「平成の大合併」による巨大議会解散をめぐる住民投票は、福岡県では初めてです。
日本共産党は昨年十二月市議会、住民投票による解散の実現をめざしました。
市長提案の国民健康保険税の大幅引き上げ(市民負担増五億四千万円)、鯰田工業団地開発などムダづかいに反対するために、市議会にとどまって、本会議や委員会で議員六人(楡井莞爾、宮嶋つや子、川上直喜、林由美子、本田文吉、安永光恵の各氏)が、質問や討論に立ちました。六氏は十二月二十六日付で議員辞職していました。
日本共産党の六人の前市議はこの日、飯塚市役所前を皮きりに、街頭宣伝。楡井前市議は「十五日を期して、あらためて住民投票成功にむけて頑張っていく」と決意を表明。川上前市議は「住民投票では、市議会解散に、ぜひ『賛成』と書いて投票してください。巨大議会を何としても解散させよう」と呼びかけました。

