2006年12月21日(木)「しんぶん赤旗」

国民運動とむすび政治動かす党を大きく

神奈川演説会に4700人

志位委員長が訴え


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(写真)日本共産党大演説会で志位和夫委員長の訴えをき く人たち=20日、横浜市中区の横浜文化体育館

 四カ月後に迫ったいっせい地方選と半年後の参院選での躍進をと、志位和夫幹部会委員長を迎えた日本共産党の演説会が二十日、横浜市の横浜文化体育館で開かれました。四千七百人が参加しました。

 志位委員長は日本共産党の果たしている役割を、国政、地方政治の二つの角度から語りました。

 志位委員長は閉会した国会を振り返り、自公の悪政を批判するとともに、民主党が果たした役割についても具体的に指摘し、「悪法の共同推進者としての姿が浮き彫りになった」とのべました。

 「『オール与党』か日本共産党かが争点」とした志位委員長は、「オール与党」の特徴として、「福祉の心」がない、目にあまる大企業甘やかし、議員としてのあり方が問われる―の三点をあげました。

 神奈川県も横浜市も川崎市も「オール与党」で、生活保護世帯への「慰問金」制度を廃止するなど「福祉の心」のかけらもない政治を進めています。他方、県と横浜市、川崎市は、羽田空港の拡張に便乗して高規格道路と鉄道をつくり、臨海部に物流企業や商業施設を呼び込もうという無謀な開発を進めようとしています。

 また、県は、本社や工場、研究所を建設した企業に補助金を出す「インベスト神奈川」という制度をつくり、大企業十七社に五百七十八億円も助成するとしています。「年間五千億円も利益を上げている日産自動車一社に百六十九億七千二百万円も助成するとしています」と志位委員長が明らかにすると、会場からどよめきがあがりました。

 志位委員長は、住民の運動と結び政治を動かしてきた党議員団の活動を紹介。「かけがえのない議席を大きく伸ばしてほしい」と訴えました。

 演説会では、松尾たまき県議候補、あらき由美子横浜市議、市古てるみ川崎市議、参院選の谷川智行比例候補、はたの君枝選挙区候補らが決意表明しました。民主県政をつくる会のかもい洋子氏(県知事候補)もあいさつしました。


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