2006年12月19日(火)「しんぶん赤旗」

いじめ自殺で懇談

共産党と教育長・校長ら

福岡・筑前


 福岡県筑前町で中二男子がいじめを苦にして自殺した事件から二カ月。春名なおあき参院比例予定候補と高瀬菜穂子、山口律子両福岡県議ら日本共産党調査団は十八日、改めて事件の原因と背景を調査するため、同町を訪れました。

 町教育委員会の調査委員会が十二日に提出した中間報告は、「いじめに類する行為」を認定したものの、自殺との因果関係の断定は避けました。

 中原敏隆同町教育長や生徒が通っていた学校長らと懇談。校長は、「いじめに類する行為」の有無は「まだ分析中」とし、「学校側として結論は出ていない」と述べ、校長の責任でまとめた調査報告を町教委に提出するとしました。

 事件の背景として同和教育など教育行政のゆがみが指摘されていることについて、調査団が「『(狭山裁判の)節目の取り組み』として五月、十月に全校集会を開くなど偏向した同和教育の徹底が図られている」とただし、中原教育長は「この地域は(同和地区もあり)教育行政は『解同』(部落解放同盟)寄りだった。教育の中立性を守っていくよう指導したい」と述べました。

 調査には、田村貴昭衆院比例予定候補、田中みゆき福岡参院選挙区予定候補、かわち直子筑前町議予定候補らも参加しました。

 春名予定候補らは懇談に先立ち、遺族宅を弔問。遺影に手を合わせ祖父母と懇談しました。遺影には友人らが送った「誕生日(十六日)おめでとう」とのメッセージが添えられていました。

 祖父は、「なぜ、十三歳という若さで、自殺しなければならなかったか。学校側の謝罪の言葉を聞きたい」「みなさんのお力を借りないと真相もわからず解決できない」と悔し涙を流し、切々と訴えました。

 春名予定候補は、「ご遺族の訴えをしっかり受け止め、真相解明のために努力をつくしたい」と話しました。


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