2006年12月14日(木)「しんぶん赤旗」

南京大虐殺69周年で集会

平和な世界へ宣言

中国


写真

(写真)南京大虐殺の犠牲者に献花する市 民=13日、南京市(菊池敏也撮影)

 【南京(中国江蘇省)=菊池敏也】一九三七年十二月、日本軍が引き起こした南京大虐殺事件の六十九周年を記念し、南京市江東門の南京大虐殺記念館で十三日、国内外から約三千人が出席して平和集会が開かれました。これに先立ち、大虐殺犠牲者の名前を刻んだ記念館内の石壁の前で、日中両国の宗教者らが「平和法要」をし、犠牲者を供養しました。

 午前十時、南京市内にサイレンが響き渡りました。参加者は黙とうし、六十九年前、南京を占領した日本軍の蛮行によって犠牲となった人々を哀悼しました。

 集会では、歴史の真相を守り、歴史の改ざんと悲劇の再現を決して許さないとの決意をうたいあげた「南京平和宣言」が読み上げられました。

 「宣言」は、「調和のとれた社会の建設は世界の恒久平和の前提であり、調和のとれた世界は最高の安全保障」だと主張し、「平和、調和、和解」の新たな世界を建設するために奮闘しようと呼びかけました。

 献花を終えた徐廷梁さん(83)は、「日本兵は部屋に入るなり発砲し、隣人が殺されました。彼らは女性を見れば乱暴しました」と証言しました。徐さんが目撃したのは、いずれも国際安全区内のことだったと言います。

 南京大虐殺の直前に生まれた趙斌さん(69)は、中山陵(孫文の墓)の衛兵をしていた父を失いました。「日本の首相が記念館を訪れ、花の一本でもささげて気持ちを表してもらいたい」と語りました。


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