2006年11月18日(土)「しんぶん赤旗」

平和解決へより緊密に

中韓首脳会談 「北」核問題で一致


 【ハノイ=井上歩】アジア太平洋経済協力会議(APEC)出席のためベトナム・ハノイを訪問中の中国の胡錦濤国家主席と韓国の盧武鉉大統領は十七日、ハノイ市内のホテルで会談し、北朝鮮核問題を、対話を通じて平和的に解決するために、より緊密に協力していくことで一致しました。

 韓国側の発表によると、会談で双方は、六カ国協議の枠内で米朝両国が多くの接触をもち、柔軟性をみせ、問題解決に取り組むことが必要だと確認しました。両首脳は、昨年九月の六カ国協議共同声明のうち、可能な部分は早期に履行することが必要だという認識でも一致しました。

 また、北朝鮮問題の枠を超えて、北東アジア地域での大きな平和の枠組みづくりに向け、協力していくことで合意しました。

 両首脳は、十二月に開かれるASEAN+3(東南アジア諸国連合+日中韓)の首脳会議の際に日中韓首脳会談を開き、北東アジア地域協力について協議することにしました。


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