2006年11月17日(金)「しんぶん赤旗」

イラク戦失敗は運命

仏首相が米を厳しく批判


 【パリ=浅田信幸】フランスのドビルパン首相は十五日、フランス北部のリール大学で国際問題について講演し、米国が主導したイラク戦争を「失敗することが運命づけられていた」「今日のイラクは内戦と混とんに陥っている」と厳しく批判しました。

 同首相は「米国が打ち立てようとした民主的な拡大中東は出現せず、反対に戦争は恐怖と分裂、不安定と西側への敵意を増大させた」と指摘。さらにイラク戦争は「多国間機構を弱め、核拡散の重大な危機に対する国際社会の行動を困難にし、イスラエル・パレスチナ問題の解決を複雑にし、欧州を分裂させた」と述べました。

 ドビルパン氏は講演に先立ち、同日付仏地方紙ボア・デュ・ノールへのインタビューでイラク問題に触れ、核開発問題をめぐり対立するイランを含めた中東諸国との対話を開始し、国際会議を開催することが泥沼化した情勢打開への「第一段階」になるとの見方を明らかにしていました。


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