2006年11月14日(火)「しんぶん赤旗」

第４４期赤旗名人決まる

（写真）第４４期赤旗名人の座についた（左から）囲碁の今分喜行、将棋の秋山太郎の両氏＝１２日、東京都豊島区

　第四十四回しんぶん赤旗全国囲碁・将棋大会（赤旗名人戦、同大会実行委員会主催）は十二日、東京・豊島区池袋のホテルで、ベスト８に勝ち残った選手が熱戦を展開しました。

　囲碁では今分（いまぶん）喜行さん（３４）＝京都、将棋では秋山太郎さん（３９）＝東京、がそれぞれ優勝し、第四十四期赤旗名人となりました。二人とも二度目の優勝です。

　囲碁の準優勝は志茂到さん（１８）＝広島、三位は田中鉄也さん（５１）＝北海道、四位は山本巌さん（６８）＝神奈川。

　将棋の準優勝は中川俊一さん（３９）＝兵庫、三位は遠藤正樹さん（３９）＝埼玉、四位は禰保（ねほ）拓也さん（２４）＝沖縄でした。

　赤旗囲碁名人となった今分喜行さんは「前回は勢いだけだったけど、今回は二日間通して納得できる碁が多かった」と話しました。

　赤旗将棋名人の秋山太郎さんは「狙ってとれるものではありませんので初優勝よりうれしいです｣と喜びの声｡

　将棋審判の西村一義九段は「実力者ぞろいの熱戦でした。ベテラン、中堅、新人のそれぞれの世代が充実しています」、囲碁審判の杉本明七段は「準々決勝から見ていて、だれが優勝をするのか想像がつかないレベルの高いたたかいでした」とそれぞれ講評しました。