2006年11月4日(土)「しんぶん赤旗」

侵略反対のたたかい伝える

「大きな党なんだ」の感想も


写真

(写真)日本共産党展の展示を見る参加者=3日、東京・江東区

 日本共産党展

 日本共産党展(BumB二階ロビー)は、日本共産党とはどういう政党かを、写真やグラフ、分かりやすい解説で紹介しています。今回は「政党としての大道を歩む日本共産党」をテーマに、野党外交、綱領、草の根の活動、財政、歴史の五つのコーナーで構成しています。

 ショーケース展示では、戦前、野蛮な天皇制の植民地支配と侵略戦争に抗し、科学的社会主義に裏付けられた確信をもってたたかいぬいた共産党員の足跡をしのぶ記録や遺品を紹介しています。注目は、朝鮮の独立闘争への連帯を烈々と訴えた戦前の「赤旗」一九三一年三月一日付、三二年三月二日付。九月に韓国を訪問した志位委員長がソウルの西大門刑務所歴史館の朴館長に手渡した写しの実物です。

 民青同盟の仲間二人と時間をかけて展示を見ていた大学生の女性(23)=東京=は「一番えっと思ったのは、共産党の地方議員が一番多いということと、支部がたくさんあるんだということ。国会を見ていると共産党は少なく見えるけど、こんなに大きいなんて」と驚いた様子でした。

 展示品を写真に収めながら見入っていた男性(63)=福島県=は、戦前、弾圧で二十四歳で倒れた四人の女性たちの遺品を前に「涙ぐんでしまいました。みんなに見てほしいですね」。

 共産党展は初めてという女性(52)=三重県=は「戦前の厳しい時代に頑張った人がいるから今の私たちがあるんだと思いました。ぼっとしていられません。頑張らないと」と語りました。

“寄付で造ったのすごい”

党本部ビル展

 全国の党員・支持者の募金に支えられて完成した党本部ビル展がBumB二階ロビーで開かれています。党本部ビルの外観や内部の写真、概要、旧本館の模型などが展示されています。

 新しい党本部は十一階建ての一期棟と八階建ての二期棟の二つの建物から成っています。一九九九年に建設募金の呼びかけが発表されて以来、全国の党員、「しんぶん赤旗」読者、支持者のみなさんから寄付、協力借入金が寄せられ、二〇〇五年の二期棟完成まで合計四十億円の目標を達成することができました。

 展示を眺めていた長野県の男性(61)は「明るくて気持ち良い建物ですね。これだけのものを寄付を集めて造ったのは素晴らしい。共産党の内容が反映しているようです」と話していました。見ている人たちから「ぜひ訪ねてみたい」の声も上がっていました。

 展示コーナーでは引き続き建設募金への協力が呼びかけられています。


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