2006年10月28日(土)「しんぶん赤旗」

第39回赤旗まつり

3日に「科学の目」講座

「いま世界がおもしろい」

不破さんが縦横に語ります


 赤旗まつりの呼び物として定番となってきた不破哲三さん(日本共産党社会科学研究所所長)による「科学の目」講座。今回は、初日(三日)の午後、「BumB(ぶんぶ)東京スポーツ文化館メインアリーナ」で開かれます。

 二〇〇一年の初回講座では、二十一世紀は資本主義の存続の是非が問われる時代になることを解明し、〇二年の二回目では社会主義の前途についても話が及びました。三回目の今回は「いま世界がおもしろい」がテーマ。不破さんは「焦点を三つほど置こうと思っているのです」と語ります。

 一つは、「世界の諸大陸の人たちが世界史の主役になって動いている時代」の流れや面白さを的確にとらえた世界論とはなにか、です。“世界は多極化した”とか“グローバル化が世界を覆いつつある”という議論も、現象面だけをとらえたもの。生き生きとした世界をとらえるうえで、日本共産党の新しい綱領がどんな力をもっているのか、世界がどんなに豊かに多彩にみえるのか、縦横に語ります。

 二つめは、世界が活気をもってきている契機となった十五年前のソ連解体のもつ意味です。日本共産党は「歴史的巨悪の解体」と歓迎しましたが、そのインパクトは予想を超えて前向きの力を発揮しています。ソ連解体が歴史の歯車をどれほど大きく回したかを現在の世界から考えます。

 三つめは、「自民党外交」対日本共産党の「野党外交」です。世界の中でみたとき、日本外交がどうあるべきかが問われていますが、なぜ自民党外交が行き詰まり、日本共産党の野党外交が発展するのかをわかりやすく語ります。

 前回の講座以降、不破さんは中国共産党との理論交流の仕事も重ねてきました。講座では、そうした最新の理論的成果がどう語られるのかも注目されます。


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