2006年10月19日(木)「しんぶん赤旗」

核兵器廃絶 105万署名提出

原水協 核武装発言は許せない


 日本原水協は十八日、「すみやかな核兵器の廃絶のために」の署名百五万一千人余を安倍首相あてに提出しました。署名は、核兵器全面禁止・廃絶の国際協定実現を緊急課題として国連とすべての政府に求めています。今年一月から職場、地域でとりくんできました。

 内閣府に段ボール箱二十八個を運び込み、日本原水協の赤松宏一代表理事らが、中川自民党政調会長が日本の「核武装」を主張し、麻生外相が容認する姿勢をとっていることを批判。「みんな怒っている。唯一の被爆国として核兵器廃絶のイニシアチブとることこそ必要だ」と訴えました。

 衆院議員面会所前では署名の一部を日本共産党議員団に託しました。アメリカの大学に招かれ、被爆の実相を訴えた広島県被団協からは、同国で集めた二百六十九人の署名が寄せられました。

 同被団協の金子一士理事長(81)は「多くの人の願いが込められた署名です。ああいう(核武装議論の)発言をする人は、広島にきて原爆資料館の悲惨な状況を見てほしい」とのべました。

 日本原水協代表はこれに先だち、米・中国大使館、外務省、防衛庁に核兵器廃絶と非核三原則を守るよう要請しました。


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