2006年9月21日(木)「しんぶん赤旗」

「市民守るため全力」

東大阪市議会

長尾市長が所信表明


写真

(写真)東大阪市議会で所信表明をする 長尾淳三市長=20日、東大阪市

 東大阪市議会の定例会が二十日始まり、七月の市長選で二度目の当選を果たした日本共産党員の長尾淳三市長が所信表明に立ちました。

 長尾市長は「選挙を通じて、市民の中で、くらしを守ることを優先する意識が高まっていることを実感した。私への信託は、こうした市民の思いが集まり、形になったものだ」と指摘。「市民のくらしを守るためには、清潔と公正を基本とし、自分の半生をかけて腹を固め、全身全霊を傾けて市長職を務めていく」と決意をのべました。

 市政改革については、市長選で示された三つの市民の声―「暮らしを守ってほしい」「税金のムダづかいをするな」「市民の目で市政が見えるように」にどれだけこたえているかを基準に進めていくと宣言しました。

 その上で、まちづくりの重点目標として(1)市民の命とくらしを守る施策を進める(2)中小企業・商店街を応援し、若者の雇用を増やす(3)教育や子育ての環境整備を進める(4)清潔・公正で市民に開かれた市役所をつくる(5)市民参加のまちづくりと交通網整備を進める―の五項目を掲げました。

 また、この議会の中で介護保険料の独自の減免制度拡充(基準年収の上限を十五万円上乗せ)を実施する方針です。

 長尾市長は、当選から市議会開会までの二カ月間に、市長権限によって三十五億円もかかる上下水道庁舎の建設をストップさせたことや、地域に足を運び市民の声を聞くタウンミーティングの開催など、公約実現に向けた取り組みを進めてきました。

 傍聴席の定員を大きく超える百四十六人の市民が傍聴に訪れました。


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