2006年9月16日(土)「しんぶん赤旗」

日本は「慰安婦」責任認めよ

米下院委が決議


 米下院外交委員会(ハイド委員長)は十三日、日本政府に対し第二次世界大戦中の「慰安婦」についての責任を認めるよう求める決議を可決しました。

 決議は、「慰安婦」を「奴隷化」する過程で、日本政府が公式に関与したと認定。「『慰安婦』の悲劇は、二十世紀における人身売買の最大の事件の一つだ」と指摘しました。

 決議は、教科書から「慰安婦」の記述が消えたことを日本政府関係者が称賛したことなどにも触れたうえで、▽日本政府が公式に責任を認め受け入れる▽この非人道的犯罪について、未来と現在の世代に教育する▽「慰安婦」がなかったというあらゆる主張に「公式かつ強力に、繰り返し」反論する▽「慰安婦」に対する配慮について、国連やアムネスティ・インターナショナルの勧告に従う―ことを求めています。

 決議案は、民主党のエバンス議員と共和党のスミス議員が四月に提出していたもの。「慰安婦」問題についての決議案は二〇〇一年と〇五年に提出されたことがありますが、可決は初めてです。


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