2006年8月30日(水)「しんぶん赤旗」

いっせい地方選へ

政策論戦検討会議終わる

生きた経験 活発討論

小池政策委員長まとめ


 日本共産党が党本部で開いていたいっせい地方選勝利をめざす政策論戦検討会議は、二日目の二十九日、都道府県の政策担当者、議員、候補の活発な討論をうけて、小池晃政策委員長がまとめをおこない、閉会しました。

 二日間の討論で五十二人が発言。問題提起された▽国の悪政から住民をどう守るか▽地方自治体の反動的変質の実態と党のとりくみ▽地方政治をめぐる政党状況―にそって、実践に裏づけられた自由で活発な討論が行われました。

 討論のまとめにたった小池政策委員長は「中央にとって大きな学びになっただけでなく、参加者がそれぞれ地域で政策づくりをすすめる上でも力になる生きた経験ばかりだった」とのべるとともに、「今後も中央、地方が双方向の議論を重ねながら、住民の実態と要求、気分、感情にかみ合った正確な政策づくりを、中央でも地方でも進めていけるように力を尽くしていきたい」と決意を表明しました。

 その上で小池氏は、討論を通じ、地方自治体が国の悪政から住民を守る「防波堤」の役割を果たすことが切実に求められていることがはっきりしたと強調。庶民大増税、社会保障問題などとともに、雇用問題を自治体の課題にしていくことが大切だとのべました。「地方行革」によるくらし破壊の一方でムダな公共事業が継続されていること、ムダ遣いをやめれば切実な住民の要求も実現できることが、豊かな経験とともに紹介されたとのべました。

 また、自民党支持基盤の崩れとともに、「オール与党」という状況の中で自民、民主の二大政党が悪政を競い合い、補い合っているもとで、日本共産党の値打ちを光らせるとりくみ、経験も交流されたと語りました。

 最後に小池氏は「中央と地方が知恵と心を通わせて政策づくりをすすめ、必ず選挙で前進をかちとろう」とよびかけました。


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