６１カ国、４６０人が応募

「不戦の希い」テーマに

　世界各国から寄せられた一コマ漫画を展示する「第七回京都国際マンガ展」の入賞作品が二十四日、京都市内で発表されました。ポーランドのパウェル・クチンスキー氏のハトを描いた作品が金賞を受賞しました。

　地球環境をテーマに隔年で開かれている同マンガ展は、ＮＰＯ法人京都国際マンガ家会議と京都精華大学が主催。今年は「不戦の希（ねが）い」をテーマに六十一カ国四百六十人の千二百四十六作品が応募。うち二十九カ国六十九人の二百二十一作品が入選しました。

　金賞の作品は、うなだれたハトの目に希望の輝きが描かれています。銀賞はコエスタナ（インドネシア）、銅賞はイーライ・ウェズベク（トルコ）、玉田京子（日本）、さいとうあやこ（同）の各氏。

　審査委員長のイギリス人漫画家マーティン・ハネセット氏は「寄せられた作品には平和への新しいアイデアがいっぱいある」と紹介。京都国際マンガ家会議のヨシトミヤスオ議長は「世界の漫画家たちは真剣に平和の問題を考えています」と語りました。

　同マンガ展は九月十二日から二十四日まで、京都市美術館（京都市左京区岡崎）で開催されます。