2006年8月24日(木)「しんぶん赤旗」
人生変えるビラもある
葛飾ビラ弾圧事件 橋本のぶよさん歌で支援
東京都葛飾区のマンションで日本共産党のビラを配布した荒川庸生さんが不当に起訴された弾圧事件で、荒川さんを支援する「ビラ配布の自由を守る会」に全国から寄せられたメッセージが歌になりました。
シンガー・ソングライターの橋本のぶよさんが作詞、作曲したもので、題名は「一枚のビラで」。橋本さんは、「ビラをまくのが怖くなったという声も聞きます。負けずに頑張っている人たちへの励ましになればという気持ちを込めました」と話しています。
守る会には、不当な事件への怒りや会への激励など、さまざまなメッセージが全国から寄せられました。
「離婚や病気でお金に困り途方に暮れているときに、日本共産党のビラを思いだし、電話したことで救われました」
人生を変えるような一枚のビラがあるということを知った橋本さんは、ぜひこれを歌にしたいと思いを強めました。
「韓国では軍事政権のもとで自由に歌が歌えない時代もありました。葛飾事件を通して、日本もそうなりかねない不安と危機感を持ちました。ただのビラの問題ではない。民主主義がかかった問題です。無罪判決しかありません」
同事件の一審判決は二十八日、東京地裁であります。
橋本さんの歌う「一枚のビラで」のCD・カセットテープを実費三百円で配布しています。問い合わせ先は03・3826・0252。ビラ配布の自由を守る会。