2006年8月4日(金)「しんぶん赤旗」

イスラム諸国が首脳会議

レバノンに人道支援を

宣言を採択


 【ハノイ=鈴木勝比古】イスラム諸国会議機構(OIC)は三日、マレーシアの行政首都プトラジャヤでレバノン情勢に関する緊急首脳会議を開き、イスラエルのレバノン攻撃を非難し、即時無条件停戦、OIC諸国を含む国連平和維持部隊の派遣、レバノンへの人道支援を国連と国際社会に呼びかける宣言を採択しました。


 宣言は国連安保理事会が十分な機能を果たしていないことに懸念を表明、あらためて停戦決議の早期採択を要求。その上で安保理で決議が行えない場合、OICの総意として国連総会の招集を要求しました。

 緊急首脳会議は、議長国マレーシアのアブドラ首相が呼びかけたもので、レバノン、パレスチナを含む十八カ国の首脳らが出席しました。

 アブドラ首相は開会演説で、各加盟国がイスラエル・レバノン紛争の解決に積極的な役割を果たすよう呼びかけました。同首相は「イスラエルの行動はより大きな憎しみと軽べつを育てるだけである」と強調しました。

 レバノンのサルーフ外相は、「国連安保理がイスラエルの侵略を真剣に調査・検討し、即時停戦を実現する」よう求め、即時停戦に向けた七項目の問題解決案について説明、赤十字国際委員会(ICRC)を通じたイスラエル、レバノン双方に拘束者の交換などを提案し、各国の協力を求めました。パキスタンのアジズ首相は「国連と諸大国はイスラエルの不法行為を阻止できなかった」と指摘。バングラデシュのジア首相は「軍事侵略で政治問題を解決しようとすることが無益であることを歴史は証明してきた」と述べました。

 OICにはパレスチナ解放機構(PLO)を含む五十七カ国が加盟。今回の会議にはインドネシアのユドヨノ大統領、イランのアハマディネジャド大統領、パキスタンのアジズ首相、トルコのエルドアン首相らが出席しました。


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