2006年7月30日(日)「しんぶん赤旗」

話題呼ぶ負担増シミュレーション

アクセス８６００件

「恐ろしい額でた」

共産党ＨＰ

　「こりゃあ、なんだ。負担増が10万3000円になった」「もうやってられん」――日本共産党のホームページ（ＨＰ）に公開されている「負担増シミュレーション」の感想の欄に続々と声が寄せられています。21日の開設から一週間でアクセスは8600件を超えました。マスコミも時事通信社が配信し、北海道新聞、日刊ゲンダイが報じるなど、話題を呼んでいます。

　シミュレーションは、定率減税の全廃、年金保険料の引き上げなど小泉自民・公明内閣がすでに実施を決めた負担増の二〇〇八年時点での額を、〇五年と比較しています。給与所得控除の半減などの「サラリーマン増税」や消費税が１０％に引き上げられた場合の負担増もわかります。「正社員」「アルバイト」「高齢者」の三コースあり、年収、年齢、家族構成などを入力すると負担増額が表示されます。

　「いやはや実に恐ろしい数字が出ました」（アルバイト）、「サラリーマン増税が年収の一割強にも」（正社員）と負担増額の大きさに驚く声が多数。「介護保険は前年度より三万円負担増。これ以上の負担は大変」（高齢者）と不安が広がっています。「『命を削って、米軍に貢ぐ』というのはこのことか」（正社員）と米軍再編経費への三兆円負担問題との対比も目立ちます。「自民・公明ふざけるな。選挙で思い知らせてやる」（正社員）、「政治の舞台から退場してもらうしかない」（同）と負担増路線をすすめる小泉与党への批判は痛烈です。

　「（共産党は）たしかな野党としてがんばってほしい」（アルバイト）、「こんな政府はごめん。共産党さん、がんばって」（高齢者）と日本共産党への期待の声も多く寄せられています。

「負担増シミュレーション」感想から

命削って米軍に貢ぐとは

自公よはずかしくないか

怒りわく共産党ガンバレ

　日本共産党のホームページに公開している「負担増シミュレーション」に寄せられている感想の一部を紹介します。

■正社員

　「リストラで、大幅な減収となり、そのうえ、増税によって可処分所得は減るばかり。ゆとりだけでなく人間性も破壊される。国民を大切にしない売国奴政治にみんなでレッドカード（退場）を突きつける必要があると思います」

　「試算ではサラリーマン増税が年収の一割強になりました。今でも貯蓄がほとんどできないくらいぎりぎりの生活ですので、増税後は暮らしていけそうにもありません」

　「こりゃあなんだ。負担増が十万三千円になった。生活では十円単位が問題になっているのにとんでもない話だ。『命を削って、米軍に貢ぐ』というのはこのことか」

　「こんなんじゃ、結婚できません」

　「毎月通帳の残金がなくなり、自動引き落としの保育料が落ちなかったり、水道代が落ちなかったりしながらやりくりしているのに、こんなに負担が増えたら破滅です」

　「興味半分、恐る恐る半分で数値を入力して驚きの五乗。小泉！プレスリー狂いと、この収奪との関連の説明責任を果たしてから辞めよ」

　「驚きました。自民・公明党ふざけるな。絶対に許さないぞ。選挙で思い知らせてやる」

　「もうやってられん。こんなことを決めた連中は、政治の舞台から退場してもらうしかない」

■アルバイト

　「いやはや、実に恐ろしい負担増の数字が出ましたね。消費税が１０％になろうものなら、月約六千円の負担増ですか。こりゃ、何がなんでも与党勢力を下野させなあきませんね。共産党さん、この願いをかなえるべく、がんばってください」

　「とんでもない。限界。あぜんとして絶句。たしかな野党としてがんばってほしい」

■高齢者

　「年金だけの収入の高齢者を狙い撃ちに、こんな大増税を押し付けるのは許せない」

　「想像以上の数字に驚きました。弱者や貧しい人にこそ光を当てるべきです。弱いものいじめは、早急にやめさせましょう」

　「小泉内閣になってからの高齢者いじめは際立っている」

　「もし病気をして入院でもするようになると、どうなるのか。先行き不安でいっぱいです」

　「病気して、入院したら今の制度では、とても生活できません。世界での貧困率第二位の日本。小泉さん、自公のみなさん、はずかしくないですか」

　「こんなに負担できません。『福祉の党』とか『百年安心の年金改革』とか言っていた公明党への怒りがメラメラとわき上がってきました。共産党ガンバレ」