2006年7月14日(金)「しんぶん赤旗」

妊婦さんに朗報

産婦人科 診療再開へ

京丹後市立弥栄病院

住民・共産党の声反映


地図

 京都府は、担当医師の相次ぐ退職で一部外来を除き休診を余儀なくされていた、京丹後市立弥栄病院産婦人科の診療を十八日から全面的に再開、分娩(ぶんべん)予約も開始することを明らかにしました。

 これは、京都府が京都府立医科大学付属病院と京都第一日赤、第二日赤病院の協力を得て、当面、六人の医師を交代で派遣するもので、府は両日赤病院に対し、派遣に関する費用を負担します。

 京都府では、医師の厳しい勤務条件などで医師が病院を退職し、弥栄病院や舞鶴市の舞鶴医療センターなど京都府中北部を中心に産婦人科の休診や分娩の中止が相次いでいます。

 また、南丹市の宮島診療所が休診に追い込まれるなどの事態も発生しており、医師の確保を求める住民や医療関係者の声が強まっています。

 今回の医師の派遣は、府立医科大学とその関係病院の協力を得て、緊急避難的ではあるものの、府の責任で医師を派遣するものです。

 日本共産党府議団は、この六月定例会でも、医師確保の課題を重要な緊急課題として位置づけ、医師の勤務条件の改善や研修システムの確立など、勤務する医師を支える仕組みづくりと、府内の医師の状況と医療機関の医師の配置の状況を府として掌握し、医師の偏在解消に努めるよう提案、その実施を求めてきました。


もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp