2006年7月8日(土)「しんぶん赤旗」

愛知「躍進のつどい」

市田書記局長が訴え


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(写真)会場を埋め尽くした参加者からの声援にこたえる(左から)八田前参院議員、市田書記局長、井上参院議員=7日夜、名古屋市公会堂大ホール

 日本共産党愛知県委員会は七日夜、来年の参院選、いっせい地方選にむけ「躍進のつどい」を名古屋市公会堂で開きました。二千五百人が参加。市田忠義書記局長が記念講演しました。三階席も満員となり立ち見する人も出て、会場は熱気であふれました。

 市田氏は冒頭、北朝鮮のミサイル発射は国際ルールや「日朝平壌宣言」をはじめ国際的取り決めを無視したものだと厳しく抗議。その上で、「北朝鮮が国際社会の一員となるためには、これまでの数々の国際的無法行為を清算し、国際ルールを守る立場を確立することが不可欠だ」と述べました。

 市田氏は、小泉内閣の五年間について、生活保護世帯の増加など生活苦の拡大の一方、ライブドアや村上ファンドに見るように金融の規制緩和でぬれ手で粟(あわ)の大もうけをしている人たちがいるとして「日本をモラルのない、弱肉強食の格差社会に変えてしまったのは、小泉『構造改革』の責任だ」と指摘。社会保障の破壊や庶民大増税など、悪政の仕掛け人である自民党と公明党への審判を訴えました。

 また、日本外交の行き詰まりと米軍再編に対する自治体ぐるみのたたかい、憲法改悪反対、教育基本法改悪案を廃案に追い込む運動に言及しました。

 先の国会で「愛国心通知表」について志位委員長の質問に首相や文科相らも「内心の評価は難しい」と答弁したことや、井上さとし参院議員が党の独自調査に基づき障害者「自立」支援法実施の実態状況を首相に迫った質問などを例にあげ、日本共産党は衆参各九議席にもかかわらず国民の切実な要求を代弁し本質に迫る鋭い質問をしたことを報告しました。

 その上で、民主党が「政治的、政策的に対抗軸が持てないため、ガセネタメール質問でスキャンダルに力を入れざるをえなかった」ことと比較しながら、「国民が直面する苦難を解決し打開する展望を持つのは日本共産党しかない」と訴えました。

 市田氏は最後に、「躍進のためには強く大きな党が必要です」と力強く支持を呼びかけました。

 記念講演に先立ち、参院比例候補の井上参院議員、愛知選挙区候補の八田ひろ子前参院議員が決意表明。いっせい地方選の候補者を代表し、県議候補の林のぶとし前県議が、県議会の党議席空白の克服を目指す決意を訴えました。


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