2006年6月21日(水)「しんぶん赤旗」

16年東京五輪招致決議案

瑞穂町議会が否決


 東京都瑞穂町議会は二十日、東京都が二○一六年開催を目指す夏季五輪招致について賛同する決議案を、日本共産党の大坪国弘町議などの反対多数で否決しました。都内三十二市区町村が賛同の決議をした中、否決は初めて。

 瑞穂町議会は、東京都が「コンパクトな五輪」を掲げ、都心半径十キロ圏内でほぼすべての競技を実施する方針であることへの反発や、同町が強く反発している米軍横田基地の軍民共用化を促進しかねないとの懸念から、五月十六日の全員協議会で決議案提出の見送りをいったん決めていました。

 こうした町議会の動きに、石原慎太郎都知事が会見で「頭を冷やした方がいい」などと批判。これに対し八王子市の黒須隆一市長が「言い過ぎだ」と述べるなど、多摩地域の首長から反発する声が相次ぎました。

 しかし、その後、自民党東京都連などの働きかけもあって、自民党系や公明党議員から決議案が提出されていました。


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