2006年6月19日(月)「しんぶん赤旗」
W杯日本・クロアチア戦
両国とも頑張れ
新潟 十日町市民がエール
サッカー・ワールドカップ(W杯)の日本対クロアチア戦が行われた十八日、新潟県十日町市の越後妻有交流館「キナーレ」では百八十人の市民らが集まり、大型画面で試合を見守りました。同市は四年前の日韓W杯でクロアチアのキャンプ地になった場所。市民らは、「日本がんばれ」「イデモ・フルバツカ(がんばれクロアチアの意)」と両国に熱いエールを送りました。
市内からきた根津隼人さん(29)は「体はクロアチアで、内臓は日本を応援」と着ていたクロアチアのユニホームをめくり、下に着た日本のユニホームを見せました。
根津さんは四年前、当時クロアチアの代表だったシュケル選手からサッカーボールにサインをもらいました。妻の寿子さん(27)は「日本がんばれ」と声をからして応援しました。
同イベントを主催したクロアチアピッチ活用事業実行委員会の上村良一事務局長=同市教育委員会スポーツ振興課長=は、四年前、一緒にゴルフをしたニコ・コバチ、ロベルト・コバチ、ヨシップ・シムニッチの各選手に注目。試合では日本とクロアチアの「両方」を応援しました。
日本対クロアチア戦をライブ中継で観戦し、日本代表を大画面で応援しようとパブリックビューイングが十八日、行われました。会場の一つとなった埼玉スタジアム(さいたま市)は、約一万人のサポーターで埋まりました。