2006年6月15日(木)「しんぶん赤旗」

首都に7万5000人投入

米・イラク軍 軍事作戦を開始


 【カイロ=松本眞志】米軍とイラク軍は十四日、武装グループ掃討を理由に同国の首都バグダッドで大規模軍事作戦を開始しました。イラク西部ラマディでの軍事作戦と同時に進められます。バグダッドの作戦には、戦車や装甲車を伴い、イラク内務省管轄の治安部隊も含む七万五千人の部隊が参加します。二〇〇四年六月の主権移譲後最大規模の軍事作戦とされています。


 十三日に突然イラクを訪れたブッシュ米大統領は、米軍将兵を前に「イラク人と米国人にさらに犠牲を強いる困難な日が続くだろう。引き続きわが軍は攻勢に立ち、ザルカウィ容疑者のような人物を追いつめて裁きを下す」と訴えました。これを前に、米軍の空爆で死亡した「イラクの聖戦アルカイダ組織」の指導者ザルカウィ容疑者の後継者とされる人物が、インターネット上で米軍への報復を宣言しています。

 イラクのマリキ首相は、軍事作戦の実施に伴い、十六日から、午後九時―午前六時の外出禁止令を出しました。

 イラクの国家安全保障担当のムワファク・ルバイエ顧問は、今回の軍事作戦について、国営テレビで「バグダッドのアルカイダに圧力を加える作戦だ」と語り、イスラム教スンニ派の住民が多く住む、バグダッドのドーラ地区やアザミヤ地区を対象に検問所を増やし、パトロールを強化すると説明しています。

 イラク国防省高官のアブデルアジズ・モハメド少将は「これは危険区域の秩序を守るために決定された戦略的計画であり、終了期限はない」と述べました。


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