2006年5月29日(月)「しんぶん赤旗」

「演劇人のつどい」開く

憲法群読朗々と


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(写真)日本国憲法の群読を演ずる演劇後援会の人たち=28日、党本部

 「憲法改悪を許さない 演劇人のつどい」が二十八日、東京・渋谷の日本共産党本部多目的ホールで開かれ、「群読 日本国憲法」などが上演されました。日本共産党演劇後援会が主催したもので、約七十人が参加しました。「群読 日本国憲法」(作・構成=吉原公一郎)を能楽師の観世栄夫さんが演出しました。仁比聡平日本共産党参院議員が記念講演をしました。

 「群読 日本国憲法」は、元日本軍兵士と孫の年代の子ども二人などが登場する寸劇で開幕。元日本兵の老人が、上官の命令で中国で捕虜を刺殺したことを告白。日本軍が中国で残虐な「討伐」をした実態を子どもらに語る対話劇を披露。劇団民芸、劇団俳優座、青年劇場、東京芸術座所属の俳優とフリーの俳優十三人がずらりと並び、憲法を朗々と群読しました。

 観世栄夫さんは「民主主義の根本は話し合いだと思います。戦争はこの根本を破壊するものです。戦後、日本国憲法を作るとき、戦争の放棄を勇気と決断で選び、決めたんです。それを今、ゴリ押ししてくつがえそうとする人々がいることに、僕は腹がたっています」と語りました。元日本軍兵士を演じた神山寛さん(俳優座)は「九条は絶対に守りたい。改悪は本当にいやなんです。その思いで芝居をやっています」とのべていました。


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