2006年5月13日(土)「しんぶん赤旗」

共謀罪 廃案へ決意

院内集会 市民と超党派議員


 「共謀罪に反対する! 超党派国会議員と市民の緊急集会」が十二日午後、衆院第二議員会館で開かれました。京都から駆けつけた人をはじめ、百五十人を超える市民の拍手や掛け声などで会場は熱気に包まれました。

 これには、日本共産党の穀田恵二国対委員長、紙智子、仁比聡平両参院議員をはじめ、民主党の平岡秀夫衆院議員、江田五月参院議員、社民党の福島瑞穂党首、阿部知子政審会長、保坂展人衆院議員が国会情勢を報告、共謀罪をぜひとも廃案にしようとの決意を表明しました。

 穀田氏は「たたかいが世論を動かし、世論がメディアを動かしてきた。そのメディアが国会を動かす。最後までがんばります」とのべ、仁比議員は「与党の修正案の最終提案を読んだが、まったく変わっていないといっていい。あれこれの修正ではなく、ご一緒に断固として廃案に追い込みましょう」と呼びかけました。

 平岡議員は「最後の最後まで、政府・与党を追及し、問題点を暴く」、保坂議員は「このまま力ずくで強行することは絶対に許されない」とそれぞれ強調しました。

 日本ペンクラブの篠田博之言論表現委副委員長は、井上ひさし会長からの連絡で共謀罪反対の声明を出すことになったと報告。関東学院大学法学部の足立昌勝教授は「あまりたたかわない学会の一員ですが、一人になっても最後までたたかいます」と決意を語りました。


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