2006年4月18日(火)「しんぶん赤旗」
「イラン攻撃不参加」
英首相が米大統領に明言
英紙報道
【ロンドン=岡崎衆史】英紙スコットランド・オン・サンデー(電子版)十六日付は、ブレア英首相がブッシュ米大統領に対して、米国がイラン攻撃に踏み切った場合、英国は支援できないと明言していたことを明らかにしました。英政府筋が十五日に述べた話として報じました。
同紙は、ブレア首相がブッシュ大統領に「国際社会の支持を得るかどうかにかかわらず、イラン攻撃の軍事的支援はできないと伝えた」と報道しました。
さらにイランの核問題について英外務省筋は同紙に、「外交的な動きまでは支援する」と述べる一方で、「軍事攻撃に私たちの資源を充てることはできない」と語り、軍事攻撃不参加を強調しました。
イラン核問題をめぐっては、米国が軍事攻撃の選択肢を検討していることが最近、繰り返し報道されています。