2006年4月15日(土)「しんぶん赤旗」

米・反戦キャンプ再開

全国から活動家集う

イラク戦争 遺族ら大統領を批判


 【クロフォード(米テキサス州)=山崎伸治】当地にあるブッシュ米大統領の自宅農場前で、全米から反戦活動家が集まる「キャンプ・ケイシー」が、イースター(復活祭)休暇を迎え再開しました。このキャンプは昨年夏、イラク戦争で米兵の息子を失ったシンディ・シーハンさんがブッシュ氏に面会を求めて座り込んだことをきっかけに始まったもの。シーハンさんが十二日に現地入りし、十三日には約百人が参加して催しも始まりました。


 「キャンプ・ケイシー」には昨夏、二十六日間で一万二千人が集まりました。十一月の感謝祭の際にも、休暇を過ごすブッシュ氏を待ち受けるため、活動家が駆けつけました。今回、復活祭の休暇にはブッシュ氏はいません。

 「ブッシュ大統領は今回、クロフォードに来ないのね。私たちが追い払っちゃった」―地元テキサス州の活動家レスリー・ハリスさん(56)がおどけて言いました。

 「キャンプ・ケイシー」はクロフォードから車で約十五分ほど。どこを見回しても牧場が広がっています。そこに大型テントが建てられています。寝泊まりはキャンプ用のテントを参加者が持ち込んでいます。

 夜八時の日の入りに合わせて「ビジル」が行われました。百五十個の白い十字架の周りに全員で集まり、戦死した米兵を悼んで祈ります。無言で十字架の周りを歩くうち、東の空に大きな満月が昇りました。

 大型テント内で続いて行われた集会では、イラク帰還兵のチャーリー・アンダーソンさんが、イラクで戦死した同僚をしのぶ歌を披露。一日にテキサス州アービングにある石油大手エクソン・モービル本社前を出発して、石油企業の横暴を告発しながら百四十マイル(約二百二十四キロ)を移動し、十三日、クロフォードに到着した行進の参加者が紹介されました。

 深夜に及んだ集会の最後に登場したのが「戦死者平和遺族会」の人々です。会を代表してシーハンさんが自作の詩を朗読。「愛国心」の名のもとに無法な戦争を続けるブッシュ大統領を批判し、喝さいを浴びました。


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