2006年3月14日(火)「しんぶん赤旗」

憲法九条堅持求める

アジア建設セミナー声明


 アジアと太平洋地域の各国の建設労働者が東京都内で集う「第四回アジア太平洋地域建設労働者セミナー」は十二日、日本の改憲の動きをめぐり、「憲法九条が堅持されるよう」求める声明を発表し、三日間の日程を終え閉会しました。

 同集会は、労働者や国民の権利を守る共通の課題での連帯に向け、世界労連産別組織建築インターが開きました。

 オーストラリア、インド、ベトナムでの開催に続く今集会は、建交労など建設業にかかわる労働組合五団体が主催。十二カ国の海外代表を含む約百七十人が参加し、(1)アスベスト(石綿)・じん肺対策(2)グローバル化・新自由主義経済の影響(3)移民労働者(4)不安定雇用(5)社会開発と人民の権利―のテーマで報告し、議論しました。

 声明は、集会で「日本の労働組合の米軍再編強化阻止の運動が報告され、憲法九条を守るべきであるとの声は、日本の参加者だけでなく、各国の代表からも寄せられた」と紹介。そのうえで「私たちは、平和であることが大切であり、ものを造る建設労働者は戦争に反対すべきだと考える」とし、日本の国民と労働組合のたたかいに連帯を表明しています。


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