2006年3月2日(木)「しんぶん赤旗」

いま話題です しんぶん赤旗


“冷蔵庫のうそ”を追及

消費電力表示改めさせる

 国と家電業界がついにうそをつきとおせなくなって、五月から冷蔵庫の消費電力量の表示を実際の数字に改めることになりました。

 発端は、一消費者からの「電気代が安くなるといわれて買った冷蔵庫の電気代が安くならない」という本紙へのメールからです。取材班は、経済産業大臣が制定しているJIS規格(消費電力量のはかり方を定めたもの)にごまかしがあることをつきとめました。霜取りなど各種ヒータのスイッチを切り、庫内はからなど冷蔵庫の機能を果たさない状態ではかった数値を「年間消費電力量」としていたのです。売れ筋の商品では電気代が実際の五分の一に表示されていました。

 本紙は昨年六月、カタログなどで消費電力量=電気代が節約されると消費者を欺いていると第一報。これに業界、経済産業省は「国際規格にそったはかり方」などと、専門用語を駆使して弁明しました。本紙は、この偽りの数値で「電気代が安くなる」と販売している実態を示して追及しました。環境団体、消費者団体、自治体関係者にも怒りが広がりました。半年を超える取材・報道で、国もついに消費電力量のJIS規格を根本からあらためざるをえなくなったのです。

 この問題はネット上でも反響を呼びました。一方、家電業界の広告が満載されている新聞、テレビはほとんど報じませんでした。

中南米変革の大波報道

「読んでいてわくわくする」

 「読んでいてわくわくするリポートだ」「日本の将来を考えるうえで教訓になる」―。

 中南米の政治変革の大波を伝える国際面の報道に多くの反響が寄せられています。

 「米国の裏庭」とよばれてきた中南米では、長年の米国支配から自立して、国民本位の経済社会に改革しようという大変革の波がおきています。ベネズエラから始まったこの変革は、ブラジル、アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイ、ボリビアと広がり、いまや人口の四分の三をしめる国々へ広がっています。

 米国偏重の一般新聞はこうした動きをなかなか伝えませんが、本紙は三年前から現地に記者を派遣して現地ルポの連載などで系統的に報道してきました。

 二〇〇四年の「激動中南米をゆく―第1部・革命のベネズエラ」(四月二十四日から二十四回)から始まったシリーズは、「第2部・アルゼンチンの風」(五月二十一日から九回)、「第3部・革新の息吹パナマ、エルサルバドル」(七月三十一日から十回)、「第4部・巨象ブラジルの咆哮」(十一月七日から十四回)、今年になっての「ボリビア・変革の風」(二月三日から五回)まで六十回を超えました。それだけに「こんな変化が起きているのか」と歓迎されています。

フェアプレー大事に

スポーツ報道 選手の権利発展へ

 スポーツ欄は、フェアプレーをなによりも大事に報道しています。選手の権利を守り、発展させる視点と併せ、一般紙にはないものです。

 熱戦の幕を閉じたばかりのトリノ冬季五輪。記者を現地に派遣し、選手の熱いたたかいぶりや交流のようすを伝え、好評でした。専門家による競技評も高い評価を得ました。かつてアルペンスキーのワールドカップや五輪で活躍した岡部哲也さんをはじめジャンプ、スピードスケートなどの競技で全日本の監督やコーチだった人、元代表選手が快く協力してくれたものです。

 戦後のスポーツ界を彩った人にスポットを当てた「スポーツに生きて」も反響を呼びました。ファイティング原田(プロボクシング)、稲尾和久(プロ野球)、大鵬(大相撲)など、その道の第一人者だった人が次々登場。戦後の貧しかった時代に、高い志を掲げ、スポーツを通じて人間性を磨いてきた数々のエピソードには、共感と驚嘆の声が寄せられました。


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