2006年2月2日(木)「しんぶん赤旗」
沖縄市長選で日本共産党
東門氏と政策協定
四月十六日告示(二十三日投票)の沖縄市長選挙で、日本共産党中部地区委員会は一日、前衆院議員の東門美津子氏(63)と政策・組織協定を結びました。東門氏は社民党の党籍を離脱し、無所属で立候補します。
協定は日本共産党のほか、沖縄社会大衆党沖縄市支部、社民党県連沖縄支部、民主党沖縄第三区総支部が調印し、各党が一致して市長選挙勝利をめざします。
基本政策は(1)「米軍再編」による基地機能強化を許さず、米軍基地の整理、縮小、撤去をめざす。自然環境を守り、人と自然が共生する豊かで平和な沖縄市をめざす(2)憲法改悪を許さず、憲法の平和的・民主的原則と地方自治の趣旨を暮らしの中に生かす(3)教育基本法を守り、平和・民主教育の推進と教育環境の整備拡充(4)中小零細企業や地場産業の保護・育成―などが盛り込まれています。
組織協定では(1)党籍(社民党)を離脱して無所属立候補する(2)当選後は公平、公正な市政運営をすすめる(3)将来にわたって無所属を貫き、特定党派からの立候補はしない―ことが明記されています。市長選には東門氏のほか、保守系市議の桑江朝千夫氏(50)が立候補を表明しています。
東門氏の略歴 一九四二年生まれ。琉球大学卒。九四年から九八年まで沖縄県副知事。二〇〇〇年から〇五年まで衆院議員(二期)。