2005年12月22日(木)「しんぶん赤旗」

衣笠母親連絡会事務局長に立候補要請

京都知事選で民主府政の会

　来年三月二十三日告示・四月九日投開票の京都府知事選で、府民が主人公の府政への転換をめざす「府民本位の新しい民主府政をつくる会」（略称・民主府政の会、久米弘子代表委員）は二十一日夜、京都母親連絡会事務局長の衣笠洋子（きぬがさ・ようこ）さん（５６）に、知事選への立候補を要請しました。

　同会は同日、京都市内で幹事会を開き、衣笠さんへの立候補要請を満場一致で決定。要請を受けた衣笠さんは「要請を重く受けとめている。前向きに考えながら、しばらく猶予をいただきたい」とこたえました。

　民主府政の会は、広範な府民と労組・民主団体、日本共産党など約百団体、約十二万人で構成。この一年、開かれた懇談会の開催など「府民参加型の候補者づくり」を追求し、「府民が主人公の新しい府政を切り開く最善・最適の勇気ある人物」として、衣笠さんに立候補を要請。府民には「明日の暮らしに希望がもてる新しい京都をつくるために、大きく結集していただきますように心からよびかけるものです」と訴えています。

　知事選には、現職の山田啓二氏（５１）が再選をねらって立候補を表明しています。

　衣笠さんの略歴　一九四九年、大阪市生まれ。大谷大学短期大学部卒業後、白い鳩保育園に勤務。九一年十二月から京都母親連絡会に勤務し、九五年十二月から事務局長。母親運動の中心を担うとともに、憲法九条改悪反対をはじめ京都の平和と暮らしを守る運動で共同を広げる役割を果たす。現在、京都母親連絡会事務局長、民主府政の会代表委員。