2005年11月23日(水)「しんぶん赤旗」
住民参加のまちづくりとは
地域貢献あっての地域企業
穀田・仁比議員 大分・由布市長らと懇談
日本共産党の穀田恵二衆院議員、仁比聡平参院議員は二十二日、住民主体で自然と調和したまちづくりをすすめてきた温泉観光地の湯布院町と、挾間町、庄内町が合併して十月一日に誕生した大分県由布市を訪れ、首藤奉文市長、まちづくりをリードしてきた中谷健太郎さん(亀の井別荘主人)とそれぞれ懇談し、まちづくりと観光行政について、意見を聞きました。
中谷さんは「三十年かけて滞在型の観光地に変わってきた。滞在型で必要なのはゆったりした空間だ」とのべ、NHK朝の連続ドラマ小説「風のハルカ」にもふれながら、有機農業にとりくんでいる「反逆の百姓」たちから有機食材の購入をしていることなど、「癒やしの里」としてめざしている方向をのべました。
穀田議員は、京都のまちづくり運動や暮らしの特徴にふれて、「特色あって小さいことはいいことだという哲学はよくわかり、同感です」とこたえました。仁比議員は「自主独立で、行政からも主体性をという話をお聞きし、示唆を得ました」とお礼をのべました。
穀田、仁比両議員は、その後、別府市で、まちづくりに取り組む住民たちと懇談しました。
楠港埋め立て地の活用をめぐって、大型店出店の動きに対し、街の景観を守り、地域経済を守る立場からとりくんでいる地元の住民、地元百貨店の人たちが参加し、「地域貢献なくして、地域の企業はありえない」と訴えました。
懇談には、加藤純子県議、別府市議団が参加しました。