2005年11月20日(日)「しんぶん赤旗」

はたらく女性の中央集会始まる

規制緩和で健康悪化

7つのシンポ・分科会に500人


 「くらしと平和を守る女性の共同の力をひろげよう」と、第五十回はたらく女性の中央集会が十九日、東京都内で始まりました。二十日まで。


 一日目は、男女雇用機会均等法や女性の心と体についてなど、七つのシンポジウム・分科会を開催。約五百人が学習し、交流しました。

 シンポジウム「規制緩和とグローバル化がもたらしたもの」では、各界のパネリストが発言。

 静岡県藤枝市でミカンと茶を栽培している杵塚歩さんは、産直や朝市、学校給食への出荷で女性が活躍していることを紹介。農家の女性へのアンケートで、農産物価格の下落や後継者問題、健康問題が課題になっていると話しました。

 兵庫県伊丹市の包装加工業者・北島千代子さんは、所得税法五六条により、家族がいくら働いても「ただ働き」とみなされる問題で発言。不況や消費税増税のもとで、自殺者が増え、「子どもに商売を継がせられない」と訴えました。

 航空機の客室乗務員の女性は、「規制緩和」で安全が犠牲にされ、仕事と家庭の両立のため女性たちがたたかって確立してきた制度への攻撃が強まっていると報告。「平和が維持されてこその航空産業。全国のたたかう女性と連携し、女性の働きやすい職場をつくりたい」とのべました。

 深夜業免除裁判をたたかう日本航空客室乗務員やNTTのリストラ裁判原告らが発言しました。

 二十日も、東京都千代田区の日本教育会館で、全体会が開かれます。


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