2005年11月8日(火)「しんぶん赤旗」

定数1で勝利 高松市議選(旧塩江町区)

合併でも優れた施策守る

党派をこえ田中氏支持 住民のため役立つ人


 香川県塩江町の、高松市との合併に伴う市議増員選挙(定数一)で六日、合併推進派の元町議を破り見事当選を果たした日本共産党の元塩江町議・田中和夫候補(59)。前回町議選での得票の四・七倍、九月総選挙での旧塩江町の比例得票数の六・〇倍を得ての堂々の当選です。


地図

 旧塩江町は、徳島県境に連なる阿讃山脈に広がる山間の町で、人口三千六百人ほど。今年九月に高松市と合併しました。

■私たちの声を届けてと期待

 合併により、旧塩江町独自の住民施策が打ちきられました。保育関係の施策、イノシシ対策の補助。子どもの医療費無料化は条件が悪くなる…。これにたいして田中氏は、市に申し入れたり、町議会の最終議会で質問にたち、これら施策の存続や復活を求めました。

 ひとり暮らしのお年寄りへの訪問活動、温泉場での野菜売りや、合併後の町職員に対する「机がない」などという冷遇問題ではこれを改善させました。

 田中氏の陣営は選挙戦の中で、「合併でなくなった塩江の良さや不安にこたえてくれるのは誰か」「合併に賛成だった人も協力し合って希望のもてる塩江に」と住民に問いかけました。ある後援会員は「自民党でも共産党でもいい人はいい。田中さんは塩江全体のことを考えている」と理解を求めて歩いたといいます。塩江民報で実態を全戸に知らせ、「塩江のためにモノがいえる人を」とよびかけました。

 住民からは「町が粗末に扱われている」「こんな時こそ私たちの声を届け、まっこうから交渉できる人が必要」などの声が上がりました。

 一方、相手陣営は、保守の国会議員、県、市議会議員が総出で応援。「共産党の町にするな」「革新を出すな」との反共攻撃に終始しました。これに対し田中氏陣営は「定数一のこの選挙で必ず勝ちにいく構え」をもって、県下の党員、後援会員にも応援を呼びかけました。

 その結果、選挙前と選挙本番で配布した民報号外は十五種類、そのうち十三種類は全千二百世帯への全戸配布でした。応援の人の力も借りて後援会員訪問、車の入りにくい場所でのハンドマイク宣伝も行いました。

 号外を読んだ地元団地に住む上原政市さんは「田中さんは、党派を超えて送り出したい人。塩江全体のことをやってくれる人」といいます。こうした声が集まり、文字通り党派を超えて支持が集まりました。

 また、田中氏は六期二十四年間の町議時代、住民の不安や要求などの声を聞きつづけてきましたこれも今回の当選の大きな要因となっています。町営住宅の建設、子どもの医療費無料化充実、高水準の介護手当てなどを実現、町の産廃問題で反対を貫きました。

 住民の一人、藤沢ヤスエさん(77)は「田中さんは自分のことはほっといてでも地域のためにしてくれる人。筋を通して実行してくれる。合併でどうなるか不安な老人の施策を実行してほしい」と話します。

■日曜版読者が有権者比4.1%

 塩江地域では一月の党大会をめざす「大運動」での活動で「しんぶん赤旗」日曜版読者が有権者比4・1%となり、後援会員や後援会ニュースを読んでいる人は全世帯の半数以上になりました。

 当選後住民から「子どもの医療費無料化を戻して」「保育園の充実を」「若い人が働ける場を」などの声が寄せられています。田中氏は「塩江の地域のためにこれまでこつこつやってきました。これからも地域のよさを残すため働きたいと考えています。住民の思いをかみしめています」と決意を語ります。(香川県・浜崎好人)


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