2005年9月26日(月)「しんぶん赤旗」

「イラクから兵士帰せ」と30万人

ホワイトハウス包む


 国際法を無視した米英によるイラク戦争に反対し、駐留軍の即時撤退を求める集会とデモが二十四日、米国の首都ワシントンで行われ、三十万人以上の参加者が「戦争をやめよ」「兵士を帰せ」の声を響かせました。デモは英国の首都ロンドンや韓国の首都ソウルでも行われ、参加者は「ブッシュ(米大統領)、ブレア(英首相)は辞任せよ」「駐留軍の即時撤退を」と要求しました。


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(写真)ホワイトハウス前を埋め尽くした反戦デモ参加者=24日、ワシントン(鎌塚由美撮影)

■ロンドン・ソウルでも

 【ワシントン=鎌塚由美】「私たちが望むのは―平和! いつ望む―今こそ!」―勢いよく繰り返される唱和が、ブッシュ大統領の住むホワイトハウス前で響き渡りました。二十四日、北はアラスカ州、南はフロリダ州と、全米からイラク駐留米軍の撤退を求めて三十万人以上の人々がホワイトハウス南側の公園に集まり、デモ行進しました。

 ホワイトハウスをデモ隊が取り囲むのは十年ぶり。「戦争をやめて、兵士を帰せ」「戦争ではなく、堤防をつくれ」「平和こそ愛国的だ」。思い思いのメッセージを書いたプラカードを持った人々の波が続きました。

 「平和のための退役軍人会」の約四百人が横断幕を掲げ「今こそ平和を」と唱和して通りかかると、沿道の参加者はピースサインと拍手でこたえました。

 ワシントンDCの高校生、ケイティ・コックスシュレイダーさん(16)は「教育に必要なお金が戦争に使われ、ハリケーンの襲来にも備えられなかった。莫大(ばくだい)な軍事費のつけは私たちの世代が払わされるのよ」と語りました。

 デモ行進に先立ち開かれた集会では、イラク戦争で息子を亡くし反戦行動を続けてきたシンディ・シーハンさんが登壇。「こんなに集まるなんて、すばらしい。私たちは歴史の瞬間に立ち会っている。この戦争をやめさせるために人民の運動が必要です」と訴えると、参加者はひときわ大きな拍手でこたえました。

 シーハンさんは「あとどれだけの子どもたちを、うそで始めた戦争のために犠牲にするつもりなのか」とブッシュ大統領に問いたいと述べ、「もうこれ以上(犠牲は)いらない」と参加者とともに唱和しました。

 英国の国会議員で「戦争ストップ連合」副会長のジョージ・ギャロウェー氏は「戦争犯罪人のブレア首相とブッシュ大統領に、米国でも英国でも人々は肩を並べて断固として反対している」と連帯のあいさつをしました。


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