2005年9月21日(水)「しんぶん赤旗」
原水協50周年記念レセプション
市田書記局長のあいさつ
生存のためのたたかいへ草の根の運動が力を発揮
東京都内で十九日におこなわれた日本原水協創立五十周年記念レセプションでの日本共産党の市田忠義書記局長のあいさつ(大要)を紹介します。
日本原水協創立五十周年、おめでとうございます。日本共産党を代表して心からお祝い申し上げます。
いまもお話がありましたが、北京で開かれてきました六カ国協議で、きょう共同声明が発表されました。そのなかで北朝鮮は、すべての核兵器と核計画を放棄するということを明らかにしました(拍手)。そして、アメリカは朝鮮半島で核兵器を保有しないこと、北朝鮮にたいする核兵器、通常兵器のいかんを問わず攻撃、侵略しないということを明らかにしました。これは朝鮮半島の非核化と、北東アジアの平和と安全にとって重要な前進であり、心から歓迎するものであります。
さて、今年は被爆六十年、戦後六十年―歴史の節目の年であります。
戦争が終わった一九四五年に生まれた女優の吉永小百合さんが今年はじめのテレビのインタビューでこんなことをおっしゃっていました。
「自分は戦後の時の流れと、自分の年齢とを重ねあわせて生きてきた。今年は戦後六十年だが、これからも戦後七十年、八十年と、ずうっと『戦後』がつづいてほしい。けっして『戦前』にだけはならないことを祈っている」―。短いことばだが胸にしみる印象深いインタビューでした。この思いは、ヒロシマ、ナガサキの犠牲者をはじめ、先の大戦で亡くなった三百十万の日本国民と二千万のアジアの人々の共通の思いだと思います。
今年の世界大会国際会議の宣言は、広島、長崎への原爆投下は「人類への犯罪であり、生存のためのたたかいの始まりともなった」とのべています。この人類の「生存のためのたたかい」で、日本原水協が果たされた役割はきわめて大きいものがあると思います。
とりわけ今年の世界大会には、政府・自治体・NGOなど、二十九カ国二百六十四人の海外代表をはじめ、一万五千人が参加する画期的大会として大きく成功しました。若い世代の参加者が多かったことも力強い限りであります。
先の総選挙では、自民党が議席を大きく伸ばしました。しかし、核兵器廃絶、二度と戦争はゴメンだの声をふみつぶし、おさえつけることはできません。
日本原水協が、誰もが一致できる「核戦争阻止、核兵器廃絶、被爆者援護・連帯」という基本目標を堅持し、この一致点で幅広い共同をおしすすめるという歴史と伝統を生かし、草の根からの運動を強め、日本とアジア、世界の反核・平和のためにさらに力を発揮されることを願ってやみません。
私たちも「たしかな野党」として、みなさんと連帯しつつ、国会の内外で全力をあげて奮闘することを誓ってごあいさつとします。

