2005年9月19日(月)「しんぶん赤旗」
アフガン
米軍戦闘下で議会選
旧タリバン勢力は妨害宣言
【ニューデリー=豊田栄光】アフガニスタンで十八日、下院と全国三十四州の州議会議員選挙の投票が行われました。同国での議会選挙は王制時代の一九六九年以来、三十六年ぶりですが、駐留する二万人の米軍が旧タリバン政権を支持する武装勢力と戦闘を続けるなかでの投票となりました。
今回の選挙は、米軍の攻撃でタリバン政権が崩壊した直後の二〇〇一年十二月、新政治体制づくりのために国連主導で開催したボン会議での合意にもとづくものです。
下院の定数は二百四十九。州議会は人口に応じて九―二十九議席で、総定数は四百二十。両選挙にはあわせて五千八百人が立候補し、早ければ来月二十二日に最終結果が発表されます。
アフガンからの報道によると、国民の選挙への関心は高く、投票開始の午前六時には行列ができた投票所もありました。興奮して眠れず朝一番、時計を見ながら投票所にやってきたという有権者もいたといいます。
同国のカルザイ大統領は、「きょうはアフガン国民が自己決定をおこなった日。三十年の戦乱の後に私たちは歴史をつくった」と語りました。
旧タリバン政権を支持する勢力は、選挙のボイコットを呼びかけ妨害することを宣言。投票日の十八日早朝、首都カブールの選挙管理委員会のある地域にロケット弾二発が撃ち込まれ、アフガン人職員一人が軽傷をおいました。
また、南東部では武装勢力と米・アフガン両軍のパトロール部隊が交戦。米兵一人、アフガン兵二人が負傷、武装勢力側の二人が死亡しました。別の攻撃でアフガン人警官二人も死亡しています。

