2005年9月11日(日)「しんぶん赤旗」

イラク米軍

タルアファル全面攻撃

141人殺害 他地域にも拡大へ


 【カイロ=小泉大介】イラク駐留米軍と同国治安部隊は十日未明、北部のシリア国境に近いタルアファルへの全面的な攻撃を開始しました。移行政府のジャファリ首相が声明で発表しました。

 ドレイミ国防相は同日、過去二日間で武装勢力百四十一人を殺害し、百九十七人を拘束したと発表。中部のラマディ、サマラや、ラワ、カイムでも近く攻撃を開始する方針を明らかにしました。

 報道によれば、合計約五千の米軍とイラク治安部隊が戦車などでタルアファルを包囲し、戦闘機や武装ヘリで市内中心部を空爆しています。

 カタールの衛星テレビ・アルジャジーラは十日、現地ジャーナリストの話として、市内では民家や商店が爆撃にさらされており、いたるところで炎が立ち上っていると伝えました。住民は爆撃の激しさから外に逃げることもできずにいるといいます。

 ジャファリ首相は攻撃の理由について「残存するすべてのテロリスト分子を排除するため」と表明。しかし現地住民や医師は、爆撃で数十人の民間人が死亡するとともに、攻撃の激しさのため、負傷者が治療も受けられない状況が拡大していると証言しています。


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