2005年9月6日(火)「しんぶん赤旗」
葛飾ビラ弾圧事件
「ビラ・セールス入る」
マンション元理事が証言
東京・葛飾区のマンションで日本共産党の区議会だよりなどのビラを配った男性が、住居侵入罪で不当に起訴されている弾圧事件の第四回公判が五日、東京地裁(大島隆明裁判長)であり、マンション住民で管理組合の元理事(62)が検察側証人として出廷しました。
元理事は弁護側の尋問に対し、マンション建物内に住民以外の人が入る状況について「ビラは一階の集合ポストに入っていることが多いが、ドアポストに政治や宗教のビラが入ることもある」「知らない人が歩くのは時々みかける。セールスマンが訪ねてきたことはあった」などとこたえました。
元理事は逮捕を聞いたとき驚いたとし、「無断で入るから不審(者)になるのかなと思った」とのべました。マンションに立ち入り許可をとる方法は「管理人しかいない」とのべましたが、管理人がいない場合については結局「わからない」としました。配られたビラの連絡先に抗議しようと思ったことは「今までない」とのべる一方、被告男性を「処分してほしい」などとものべました。
検察側は、二〇〇四年三月の管理組合理事会で防犯対策のため「関係者以外立入禁止」の看板設置を決めたことなどを尋問。しかし、看板は今回の弾圧事件が起きるまで設置されていなかったことが弁護側の反対尋問で明らかになりました。
元理事の証人尋問は、証言席についたてが立てられ、傍聴席から姿が見えないようにして行われました。弁護側は「言論の自由が問題となっている事件であり、審理の公開が厳格に維持されるべき」だと異議を申し立てましたが、大島裁判長は異議を棄却しました。

