2005年8月31日(水)「しんぶん赤旗」

自民選挙は「メディアのサーカス」

スフレのようにしぼむ？

仏ルモンド報道

　【パリ＝浅田信幸】日本の総選挙について３０日付仏紙ルモンドは、小泉自民党の選挙向け作戦が「メディアのサーカス」であり、野党の課題は「有権者の足を地につけさせることだ」などと報じました。

　記事は自民党の一部の造反組とこれにたいする小泉首相の報復措置で「自民党はかつてなくもろく見える」とし、有権者を「びっくりさせて引きつける作戦」も「スフレ（ケーキの一種）のようにしぼむ恐れがある」と指摘しました。「刺客」の一人、ライブドアの堀江氏によるテレビでの立候補声明も「説得的でなかった」し、「女性『爆弾』もこれまでのところ起爆装置を欠いているようだ」としています。

　また「郵政民営化を選挙キャンペーンの中心にすえることが最良の作戦であるかどうかは不確かだ」としています。