2005年8月26日(金)「しんぶん赤旗」

国民の願い背負って

日本共産党の衆院比例代表候補者

国会で憲法の価値示す

四国中の声 国政に届ける


 二十一日、高知市の街頭演説。元社会党参院議員の西岡瑠璃子さんが春名なおあき比例候補応援のマイクを持ちました。「私は共産党の推薦で参院選に出たことがあります。その時、一九九六年十月に初当選したばかりの春名さんと遊説しましたが、春名さんがミカン農家のかたと話して要望を聞いている姿を見て、これこそ政治が住民と密着した姿だと思いました」と語りました。

 四国四県をかけめぐり、住民の生の声を聞き、調査し、その要求を国会に持ち込んできた春名候補。二期七年で国会での質問は二百四十三回にもおよびました。

 二〇〇〇年四月、ミカンの価格の大暴落に苦しむ農民救済のために新しい品種に改良するための改植事業などへの助成継続、南予用水の負担軽減、学校給食へのミカンの普及促進の緊急提案をし、改植事業の継続を実現しました。

 同年七月、高知大学教育学部と付属の小中学校、幼稚園、養護学校を廃止するなと質問し、政府側に「プランを押しつけることはしない」と明言させました。

 無駄な大型公共工事の問題でも、一九九七年三月、徳島県木頭村の細川内ダムの建設中止を迫り、政府側に「代替案をふくめて検討する」と答弁させ、中止への流れをつくりました。

 衆院憲法調査会で六十三回発言し、憲法九条や人権条項の値打ちをあきらかにし、改憲勢力の自民党、民主党、公明党と対決してきました。

 『ズバッと直球』。八月に発行された春名さんの小冊子のタイトルです。四国の住民の思いを直接に国政に届けたいという思いをこめています。

 前回議席を失ってから「在野の衆院議員」として四国中を歩きました。

 昨年夏の台風・豪雨災害では四国四県の被災地にいちはやく駆けつけ、被災者を激励、実態を調査し要望を聞きました。そして、党国会議員団と四回にわたる政府交渉をし、被災者の声に支えられて「床下浸水の世帯であっても被害が大きい場合、公的支援の対象にする」と約束させました。

 二月、高知市で開かれた「春名なおあきを励ます会」には、昨年の豪雨災害のとき訪れた高知県大川村の合田司郎村長からメッセージが届きました。「国会議員時代も再三にわたり訪問して、政党党派を超えて肝胆相照らし、友好のきずなを深め合ったことでした」「国のため、また国民の『命と生活を守る』弱者の味方、庶民の代表としてのご活躍を心より願ってやみません」「大願を成就するよう総力を結集し、春名さんを永田町まで担いでいきましょう」

 憲法学習会の講師を約六十回つとめるなど「憲法九条を守る」世論を大きくしてきました。


■春名なおあき 46 元

■林  のりこ 43 新


■四国ブロック
(定数6)

 定数は六。前回選挙で日本共産党は一九六九年以来維持してきた四国で唯一の議席を失いましたが、その得票は十四万八千九百五十三票。今回、約十万票増の二十四万四千六百三十一票の獲得を目指しています。解散前議席は、自民党三、民主党二、公明党一。


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