2005年8月22日(月)「しんぶん赤旗」

きょう憲法起草期限

イラク 不一致埋まらず再延長も


 【カイロ=小泉大介】イラク憲法起草の新たな期限が二十二日に迫る中、移行政府のクッバ報道官は二十一日、期限をさらに延長する可能性に言及しました。起草期限は宗派、民族間の対立により当初の十五日から一週間延長されましたが、その後の議論でも主要な不一致点での溝は埋まらず、二十二日中の憲法起草完了は微妙な情勢となっています。

 報道官は記者団に対し、「もし期限までに憲法草案が暫定国民議会に提出されない場合、二つの選択肢がある。さらに一週間の期限延長を求めるか、あるいは国民議会を解散するかだ」と述べました。二度の期限延長が法的に可能かどうかについては、関係者の間で意見が分かれています。

 起草協議では、イスラム教と国家との関係の問題で、これを「主要な法源」としたいイスラム教シーア派勢力と、「法源の一つ」にとどめたいクルド人とイスラム教スンニ派勢力とが対立。起草作業に深く介入してきた米政権が二十日、シーア派の主張への反対を取り下げ、今度はクルド人側の反発が激しくなっています。

 連邦制の是非に関しては、導入を求めるクルド人、シーア派勢力と、これに反対するスンニ派とが対立してきました。クルド側がこの間、自治権の範囲などで妥協する姿勢を見せているもようですが、スンニ派の連邦制反対の立場は変わっていません。

 またスンニ派は、協議が主にシーア派とクルド人の間で行われているとして、起草作業に対する不信感を強めています。


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