2005年8月13日(土)「しんぶん赤旗」

米大統領

撤退 「うわさ」と一蹴

イラク駐留米軍 増減は未定


 【ワシントン=山崎伸治】ブッシュ米大統領は十一日、夏期休暇中のテキサス州クロフォードの自宅農場でチェイニー副大統領、ライス国務長官、ラムズフェルド国防長官らとイラク問題などについて協議しました。

 同大統領は、十二月に予定されているイラクの総選挙に向け、「(駐留米軍の)兵員を増やすか減らすか、まだ決定していない」と表明。「イラクやアフガニスタンの選挙の際には増派してきた。ラムズフェルド国防長官が可能性を分析中だ」とのべました。来年春に大幅な撤退が可能との駐留米軍内の見方については、「うわさ、推測」と一蹴(いっしゅう)しました。

 この日の協議は、駐留が長期化するもとで兵員のやりくりをどうするかが焦点。記者会見でブッシュ氏は、八万人の兵員を需要の低い任務から高い任務に配置転換することで「同じ部隊を繰り返し招集する必要をなくす」と説明しました。

 州兵と予備役については「勤務期間をより明確にし、延長や派遣の繰り返しを最小限にしてきた」と強調しました。イラクで増え続ける戦死者の中で州兵と予備役の割合が高まっています。今月五十六人の死者のうち三十八人が州兵ないし予備役で、米国のマスコミも注目しています。

 一方、イラクで死亡した米兵の母親が、大統領の農場前で面会を求めていることについて、ブッシュ氏は「同情する」としながら、「彼女には自分の考えを表明する権利がある。それが米国だ」とのべ、米軍の撤退について否定的な見解を繰り返しました。


もどる
日本共産党ホーム「しんぶん赤旗」ご利用にあたって
(c)日本共産党中央委員会
151-8586 東京都渋谷区千駄ヶ谷4-26-7 TEL 03-3403-6111  FAX 03-5474-8358 Mail info@jcp.or.jp