2005年5月31日(火)「しんぶん赤旗」

小児糖尿病

医療費無料にして

重症認定求め母親ら


 重い糖尿病の子どもをもつ母親たちが三十日、四月から小児難病の医療費助成制度に自己負担が導入された問題で、「『重症』と認定し、以前のように無料で治療してほしい」などとする要請を、厚生労働省の関係部局に行いました。母親たちは小児期発症インスリン依存型糖尿病患者家族の会(近畿つぼみの会)の役員ら。日本共産党の小林みえこ参院議員が同席しました。

 同会の子どもたちは一日もインスリン注射が欠かせない重度の糖尿病です。医療費の自己負担導入で「インスリンの回数や量を減らしたら、命にかかわります」。重症認定されれば無料となり、安心して治療できると母親たちは要請しました。

 同会の参加者は、「血液凝固因子が欠乏し、血液製剤の注射が不可欠な血友病は重症認定されています。インスリンが欠乏し、注射がないと生きられない私たちの子どもも同じように認定してください」と訴えました。

 一歳四カ月の病児を連れた母親はインスリンポンプを示し、「これを常時、体につけてないと死んでしまう子がどうして重症でないといえるのですか」と迫りました。

 また同会は、災害時に適切な医療を受けられるように薬剤名や処置方法を記した「緊急手帳」を全国的に作成・配布することを求めました。

 同省母子保健課は「(助成制度は)四月に再スタートしたばかり。今後、現状を把握して課題があれば見なおす」と答えました。


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