2005年5月31日(火)「しんぶん赤旗」

突然持ち込まれた「カジノ視察」 団長は公明都議

公明新聞のすりかえ非難報道に反論

吉田信夫党都議団幹事長が談話 


 日本共産党東京都議団の吉田信夫幹事長は三十日、「突然持ち込まれた『カジノ視察』 団長は公明都議 公明新聞のすりかえ非難報道に反論」と題する談話を発表しました。

 五月二十六日付公明新聞は、「共産都議 豪州でカジノ視察」とのわが党を非難する記事を掲載した。これは、二〇〇一年十一月に実施された超党派でのオーストラリア・シドニー市への友好訪問(訪問団長は、公明党の橋本辰二郎都議会副議長=当時)のことをさしたものであり、わが党からは大山とも子都議が参加した。

 この訪問について、あらためて調査した結果、「カジノ視察」なるものは、事前に配られた日程表にも、当日の日程表にも、入っていないものだった。当日の日程の大半が終わりつつあった移動中のバスのなかで、州の職員から参加者にたいして、“要望にこたえ、これから公営のカジノに行く”と突然知らされたものだった。誰が「カジノ視察」を要望したのかはわからないが、訪問団の団長である公明党の橋本都議の了承なくしては実施できない「要望」であったことは明白である。

 ところが、公明新聞が、そのことには頬(ほお)かむりし、事情も知らされずに、いきなり公営カジノ場に連れていかれたわが党の大山都議を非難するのは、もってのほかである。責任が問われているのは、都議会として公式に確認された日程をくつがえした人々であり、訪問団の責任者である公明党の橋本都議自身である。


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